ドライアイとは
ドライアイは、涙の量や質が変わることで眼球の表面に障害が起きる眼の病気です。
また、症状が軽いうちは病気の進行に気づきにくいので自己判断は禁物です。
涙の「量的な異常」
涙の「量的な異常」は、涙の量が十分でないというという異常です。
涙が十分に出ないために目の表面が乾いてしまい、ドライアイの症状を生じてしまいます。
涙の「質的な異常」
涙の「質的な異常」とは、涙の成分の異常、例えば、脂質成分やムチンと呼ばれる
タンパク質成分が少ない、などの原因により、涙の働きが不十分になってしまい、
ドライアイの症状を生じてしまいます。
最近、パソコンやスマートフォンの使用や、コンタクトレンズを装用している方の増加により、
このタイプのドライアイが増えています。
ドライアイの主な症状
- 目が乾く
- 目がゴロゴロする
- 視力が落ちてきた
- 目が痛い
- 光がまぶしい
- 涙が止まらない
- 目が重い
- 視界がかすむ
- 涙が出ない
ドライアイの検査方法
視力検査などの基本的検査のほか、
涙の量や質がどのような状態にあるかを検査します。
また、細隙灯顕微鏡で傷の有無や程度をチェックします。
ドライアイの検査方法
点眼液による治療
点眼液の使用によって目の保水性を高め、角膜の傷を修復することが基本となります。
ドライアイの治療に使われる点眼液としては
- 目に水分を補給するもの
- 目の湿り気を保つもの
- 目の潤滑を良くするもの
- ドライアイによってできた傷を治すもの
- 炎症を抑えるもの
などがあり、ドライアイの種類や程度によって処方される点眼液は変わります。
涙点プラグによる治療
涙点プラグ
点眼液で効果が得られない場合は、涙点プラグによる治療を行います。
涙の排出口である涙点を閉じ、涙の流出を抑えて、涙を目の表面に十分にためる方法です。
キープティア(液体コラーゲンプラグ)
当院では「キープティア」というドライアイの治療用に開発された
液体コラーゲンの涙点プラグを採用しております。
このコラーゲンは冷たい状態では液体ですが体温に触れると
ゼリー状に固まる性質があります。
手術中の痛みもほとんどなく、異物感はありません。
注入されたコラーゲンは徐々に分解され自然に排出されます。
この効果は2〜3か月程度続きます。
涙点プラグによる治療費用
施術時間 | 点眼麻酔:片眼約5分 |
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治療費用 | 1割負担の場合 片眼1涙点(約1,100円) 2涙点(約1,500円) 3割負担の場合 片眼1涙点(約3,300円) 2涙点(約4,500円) |
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